「考え方をつける本2」
特に「批判」に関する記述が参考になりました。
・人間も、社会も、いつだって「閉塞状況」なのである。それが当たり前の状況なのだ。
・生きるとは質問することではないか。
・「考える力」とは実は「感動する力」である。だから、考える力は知識の量と必ずしも比例しない。
・終わってから、どうしてもっと頑張れなかったのか、というレースだけはしたくなかった。
・練習というのは上手になるためではない。同じ失敗をしないためだ。「上手になる」練習は、目標があるようで、実はないに等しい。
・「批判」は何をしたことに対する勲章である。「批判」されるのが怖ければ、何もしないでいることだ。
・人間が人間に対して下す評価は「好き嫌い」と「エコヒイキ」と「シット」の混合体である。
・「考える力」とは軽やかに発想を転換していく力のことだ。
・好かれたり、ひいきされても、理由を考えたりするのは無駄なのだ。「嫌い」の原因が明らかな例は、人間同士の関係についてはあまりない。
・バカバカしい悪口を本人に向っていうような人物は愚劣な人間であるに決まっているし、陰口をきいているならいるで、やはり愚劣な人間であることには変わりない。相手にしないことである。
・本人が思い込むほど、他人は意識していない。あるかないかわかりもしない「陰口」を気にするのは、一種の思い上がり。
・落ち度がこちらにあるとわかったら、即座に反省し、謝罪することこそ、話をこじらせない唯一の道である。
・薄弱な精神の持ち主はみな、未来に行きたがるもの。なぜなら未来にははっきりした顔も形もないからである。真の勇気を必要とするのは、むしろ過去と直面することである。なぜなら、過去は勝手に否定することなどできぬ事実が詰まっているからである。
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