2009年8月31日月曜日

「囚人と看守」

「囚人と看守」という心理理論を知りました。

刑務所で看守役と、囚人役に分けて、何日かその役割を
演じてもらうと、看守役はどんどん偉そうになり、囚人役は
どんどん弱くなって、看守役に従うようになるというものです。

環境によって、人は大きく変わります。
皆さんの職場でもこれに似た状況があるのではないでしょうか。


今日はある会社を訪問しました。
この会社は現場のトップが非常に謙虚で、部下の意見をどんどん
聞きます。部下の不満にもどんどん耳を傾け、意見を引き出します。
会社の雰囲気は和気藹々とした暖かさが漂っています。
しかし、時間には少しルーズです。

ある会社では数年前に、定年を迎えた方が他の会社から移ってきました。
会社内では次第にその人の意見は強くなり、最初からいた部長連中もそ
の人に意見できなくなりました。
今では、現場を取り仕切り、部長連中は服従的に仕事をしています。


僕が知っている会社の中で、このような対称の習慣を生み出す企業がある。
どちらが正解という話ではない。
企業が目指す姿に、その方法があっているかという問題だ。

個人の話では、看守か囚人か、自分自身はどちらになりたいか。
「肩書きは人格を作る」とあるけれど、自分自身がなりたい人物を明確に
イメージし、その人の真似をし続けることが大切。

あとは毎日発する「言葉」
ポジティブな言葉はポジティブな自分をつくる。
ネガティブな言葉はネガティブな自分をつくる。

将来の自分は、日々の行動がつくる。
あたためて、一日一日の生活の重要さが身に染みます。

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